熊本の陸路続きの離小島的な場所にある天草。ビール工場があることも驚きの立地に巷で話題のスムージーサワーの醸造で有名なAMAKUSA SONAR BEERに行って来ました!
が!!
アポなし訪問の悪い部分が出てしまいました。
人の気配がない。
多分ここがブルワリーなんだろうけど…合ってるのかな?ってくらいの民家増築系。
あーあ。はるばる天草まで来たのに…
しかしこのまま引き下がらないのがまたまた悪い癖。
入っても良さそうなところまで侵入させてもらって誰かいませんか〜と問いかけてみる。
余談なんだけど日本にちょこっと輸入されているThe Ale Apothecaryがまだ自宅で醸造だけやっていた頃、同じようなことして大型犬に吠えられたりして…あの時その場所がもしオレゴンじゃなくてデトロイトだったら多分今この世にはいなかったことでしょう。
人を過信した悪い癖なのでおすすめはしませんが、ピンポンしてみました。
するとブルワーさんのお父さんが登場してくれて「ビール関係の〜」と話を振ると、あーこっちですと慣れた感じで案内をしてくれて、工場併設の販売所というか冷蔵庫のある一室まで案内して頂きました。
どうやらブルワーさんが不在の時はお父さんが店番をしているようです。
元々現地で買えればいいかなくらいで訪問したのですが、どうせなら色々とお話を聞きたい。
そう思ってお父さんに色々話を振ってみると、裏庭で育てているホップの話とか、結構興味深い話を聞くことができました。
目が届く範囲で自宅にこんな敷地があれば楽しいだろうなぁ。とはいえこのサイズではちょっと足りないので外部でも作ってるとか仰っていたと思う。あと2メートルくらい支柱が高ければ良さそうだけど風がものすごく強いエリアなのであまりに高くはできないとか。
しかも結構暑いエリアでもあるのでホップ栽培には向かないはず…それでも育つには育ちましたからねーとお父さん。
ひでじビールにホップ見学に行ったこともあるらしく夏が異常に暑いとはいえ山岳地帯ともまた温度帯が違いますからねーと。SONAR BEERの公式サイトでも日本最西端でのホップ栽培と謳っているので今のところここのホップ栽培が限界なのかもしれない。
写真はろくにとってないのですが、カンニングマシンもすでに到着しており、あとはセットアップを待つのみという状態のようでした。
ちなみにここからはナイショのお話。
お父さんもスムージースタイルを飲むことがあるようですが、どうにも酒としてのパンチみたいなものを感じにくいらしく、芋焼酎をちょこっと入れてからビールを入れたりもするようです。
おっと、これは面白いことを聞いた。
確かに天草のスムージースタイルは子供でも美味しく飲めてしまうくらいの甘さと果実的ジューシーさなので、言われてみればお酒を飲んでいる感は少ない。
もしかした合うのかも。なんとなく想像もできたりする。
そこで!
帰ろうとすると次は何飲むの〜攻撃でお馴染みのビアキチでちょっと無理言ってみようと思って、天草お父さん公式レシピ、芋焼酎とスムージーサワーのビアカクテルを作ってくれと頼んでみた。
はっきりとしたフルーティーさに突如現れる芋独特の香りとアルコール感。
飲み口もパンチが加わってこりゃ酔う。ガバガバ飲んだら絶対にやばいことになるカクテルなので大きな声では言えませんけど、美味しいか美味しくないかで言ったら…
美味しいよ。
興味がある人いればビアキチあたりで注文してみてください。作ってくれるかどうかは知りません。
今度はちゃんとアポをとっていきたいと思います。
対応してくれたお父さんありがとうございました!
外部リンク:AMAKUSA SONAR BEER公式サイト