新潟県長岡市。駅で言うと長岡より北長岡が最寄りの川崎というエリアにある酒屋さんに行ってきました！
しかしね、ある程度大きな町とはいえ郊外の酒屋さんなので。地元のお酒がメインでさ？みたいな偏見はもちろんありました。
が、
これは想像以上だった。
酒屋さんならではの、いまや珍しい形状の大手商品もありますが、近隣県などのビールもこれだけ揃ってればかなり楽しめます。
一番のおすすめはやはりこれ！
何を隠そうこの平成堂には隣接してブルワリーがあります。ラベルもモダンかつコンセプトがありそうでとても目立ちます。
平成堂にきたら是非ビールをどうぞ！
ってな感じなんですけど、ここにはありとあらゆるお酒があるので酒天国です。買い付けにくるお店も多々あることでしょう。
そして平成堂最大の特徴といえば
ここで自社製造HEISEI BREWINGのビールをタップで飲むことができます。
従業員用の休憩スペースだった場所をぶち抜いてタップルームを作ったのだとか。すごい情熱。酒好きカスタマーに非常に優しいです。
このスペースで店内で買った他のお酒を飲んでもいいみたいで、別途抜栓料などをとってないというのもありがたい。
早速いただきました。
どのビールも造りがよくてかなり美味しかったです。
テイスティングセットは3種になっていて当時リリースされていたのが4種。苦渋の決断で写真の3種を選んだのですが…あとひとつ残っていた魚沼蕎麦という蕎麦ウィートエールを注文しなかったことが後になって激しく後悔。結局飲ませて頂いたのですが、個人的にはこれが一番のヒット！
飲み口、香り、バランスが絶妙。
他のビールももちろん美味しいんだけど、この蕎麦ビアはマストでした。
和食屋からの注文もけっこうあるみたいで納得。蕎麦が食べたくなるビールっていうんですかね。
ちゃんと蕎麦が頭に浮かぶ味わい。
フレッシュさがとにかく素敵で最高だったのですが、例えば関東まで輸送とかするとこの香りは劣化してしまうのかな。そういった繊細さも感じました。
もう一度訪問してボトルで買ってみよう。
ちなみにHEISEI BREWINGのブルワーさんも先日訪問した醸燻酒類研究所と同様ストレンジブルワリー出身の方とのこと。HEISEIのブルワーさんの方がメインでやっていたようで、ストレンジブルワリーが無期休業になるタイミングでHEISEI BREWINGを立ち上げたのだとか。この長岡、南魚沼、十日町市あたりの絶妙な人間関係を知りました。
みたいな話などを店長さんに色々お話を聞きながら飲んでいたのですが、観光や他県からのお客さんも見えたりするとのことで
「さっきもビール業界の人がきていたんですよ！オーストラリアのインポーターの…」
なんて言うものですから…
「ウルさんですか？」「そうです！お知り合いですか？」
みたいな話になりまして。
ウルの中川さん、つい2時間前くらいまで同じ席に座って飲んでましたよだって。
たまに感じる業界の狭さもこうした旅中に感じるとまた面白いですね。
今度この話題で飲みましょう！
とても良いお店でした！
※最後にとても大事なこと書き忘れたので追記。
蕎麦ビールを造っている都合で他のビールも全て「蕎麦を原料にした製品と同じラインで製造しています」と明記が必要みたいです。アレルギーなど心配な方は問い合わせてみてください。
外部リンク：平成堂オンラインショップ