東京からはるばる箱根の山を越え4時間。
まだ雪が残る山道を朝方4時。
なんでこんな想いをしてまでいかなくてはいけないのか。
そこに美味しいビールがあるからだ。
ってことで東京から新幹線で行けば1時間半かからない静岡駅まで死ぬ想いをしてバイクでやってきました。
静岡といえば、東名高速横断が長くて通りたくないってのがバンドマン的相場だとは思うのですが、ビール的な発展著しい土地として業界でも有名な県ではあります。
横浜市民としてはまだまだエリア別の色みたいなものには疎いのですが、今回はWEST COAST BREWINGの本拠地である静岡に行ってきました。
本当の本拠地は用宗という静岡から川を渡ったところですが、オフィシャルタップルームがあるらしいので出向いてみました。
訪問時はマンボウ発令中のためブルワリーに行ってもテイクアウトのみだったので。用宗にはまた今度伺いたいと思います。
静岡駅から徒歩でも数分。商店街の一角にずいぶん目立つ12の文字を発見しました。
to goってことは持ち帰り専門店かな?
入店すると普通に飲めるようでした。
行った時は12タップフルで稼働はしてなかったように思いますがそれにも対応できますよっと。
非常にコンパクトな店舗ながらグッド設備を設けている。なんて地元民に優しいのだろう。
オープンしてからすぐくらいのタイミングで飲みに行ったが、地元の人もホイホイと中に入ってくるような印象があった。
味の話はさておいてWEST COAST BREWINGってマジで静岡駅周辺のビール事情に革命をもたらしたのでは?と感じてしまうのは、もしかしたらあまりにモダンな外観のせいかもしれない。
まだわからない。
ので、早速一杯。
最初のいっぱいはイエローライト。
CBD配合ビールの決定版(!?)である。朝方に山越えをしてしまったので正直眠かったから目の冴えるビールを!と思いきや、ある意味逆の選択をしてみました。
CBDのビールって何らかの味わいが特徴として出ているような気がするので、無味無臭でビールに添加できる原料ではないと個人的には思う。
持ち帰りビールの種類としてはWBCのビールはもちろんアメリカンを中心としたラインナップ。
ここで飲みながらビールを選べるのはとても最高。
気づけばその日のタップは制覇していたようなしていないような。
ちなみに、一杯の支払いの平均を1000円としたときに、量が多い方が1000円の店と量が少ない方が1000円の店があるんだけどWBCは後者ね。
そりゃあれだけのビールがパイント1000円で飲めたら凄すぎるでしょう。
パイントで飲み続けたら間違いなく帰れなくなる魅惑のビールたちです。
で、お隣の12本店にもお邪魔。ひとつの記事にまとめちゃってごめんなさい。
おひとりさまはもちろんある程度の団体にも対応してそうな本家。
タップはフル稼働
にしても十分すぎるラインナップ。WCBが大半で他にもちょいちょい。
このバランスが実に最高。
ビアバーに行くと何を注文しようか目移りしてしまうけど、まずオフィシャルタップルームということでWCBのビールを注文しようということで選択肢がまず減る。
それが良いのよ。
そういう飲み方をしたいからブルワリーのタップルームって好き。
それでも選択肢が多い。
時間制限のある中で選ぶならば…
これだ!!
とりあえずバレル系ちょうだい。なんてそうそう言わないと思います。
ですがね、常々思うことはあるんです。
日本のバーボンバレルスタウトのレベルはどうなのか?
今まで何度か巡り合ってはきましたが、僕はアメリカ通なのでやはりアホでもわかるくらいの樽感。そして絶対に体に悪い甘み。
これが伴うインぺのスタウトにはなかなか巡り合ってこなかったのが現状です。
WCBならばきっとやってくれるだろうと思って一口。
うまい。
うまいじゃあないの。しっかりとした糖分に副原料のはっきりとしたテイスト。
これこれ。アメリカで何十ドルも払ってきたスタウトってこれなのよ!
満足感非常に高いものでした。まさにワールドクラス。
個人的にはもっとフルボディーであっても嬉しい感じではありました。
聞くところによるといろんな種類の樽を所持しているのはもちろん、あんなビールやこんなビールも醸造予定なのだとか。
言って良いのかわからないので伏せますけど。
今後に超期待ですし。
何よりバイクで4時間飛ばせば行けちゃうのがいいね!是非また行きたい場所です。用宗にもね!
次は新幹線で行きます。
外部リンク:WEST COAST BREWING