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よく出没する街がね
とある遊具に乗る若者に優しい街でね
木の板にタイヤがついてるアレ
上級者になると
SASUKEのそり立つ壁みたいなところで遊んだり
まあその
スケボーっていうんだけど
ボーダーにはとても優しい街であるがゆえに
公道を滑走する馬鹿者もけっこういてね
昔を思い返せば人のことはいえないんだけど
公道はさすがに危ないぞと
轢かれても知りませんよ〜と
まんがいち車にでもぶつけてごらんなさい
親、呼んで来るまで帰しませんよ〜と
トラブルだけはマジ勘弁なので
見つけたら距離をとるようにはしている
ってか
距離をとるようにさせてる時点で
害なんで
自覚してほしいところだけどさ
この街では頻繁に何人かの集団ボーダーを見かける
学校の仲間なのかネットで知り合ったのか
迷惑っちゃ迷惑だけど
当事者ならば楽しい瞬間なんだろうな
青春だよね
良いよ良いよ羨ましいよ
仲もいいんだろうな
そう思ってたんだけど
今日見た集団はなんか背格好がアンバランスで
全員が同じ仲間内なのかどうかわからなかった
1番背の高いやつは180前後あったし低いやつは150台くらい
同学年集団にはみえず
その1番背の高いやつが自分のとは別のボードをもって走っていて
塀の高いところにそのボードを放置して逃げた
あとから1番背の低いやつが走って追いかけてきた
瞬間的にわかったね
背高が放置したボードは背低のやつのものだと
絶妙に取れない高さに置かれた背低のボード
どうせじゃれあってるだけだろうと思って
ちょっと買い物に行ったんだけど
買い物から戻ると
スケボー集団の姿はなく
高い位置に置かれたスケボーと背低少年がそこにいた
他のやつらまじで逃げたの?
どう考えても取れないで佇んでるよな
一部始終を見てた自分以外、状況はわからなかったはず
頑張ってなんとか取ろうとする素振りすらしてなかったから
背低少年が困っているのかもわからない
思春期真っ盛り、スケボーで遊ぶようなやつだから
カッコはつけたいよな
やれやれ
取ってやるか…と
車を路駐させドアをあけたら
子連れのお父さんがちょうど取ってあげていた
うおーお父さんまじやさしいじゃん
素敵!
そのお父さんと結果的には同じことをしようとしていたが
こちとら動機が怒りだったので
アイツらはなんなの?と一言二言三言なにか言うつもりだったし
ほんと心の底からやれやれって感じだったけど
これって
イジメですよね?
やったやつ絶対悪気はないんだろうけど
その場から立ち去るって悪質ではないかな
背低少年が恥をかくことも想像できなかったのかな
想像できてれば最初からそんな事しないよな
恥ずかしかったろうな少年よ
そんなやつら友達じゃないから
遊ぶのやめな
って
大人は言うかもしれないけど
子供が感じる世界と大人が感じる世界は天と地ほどの差があって
たとえば電車で1時間も遠くに行けば
子供にとっては大冒険だけど
大人にとっては、ヤベ乗り過ごした
くらいなものだし
背低少年にとっては
背高少年達との交友関係こそが世界と思ってるかもしれないし
そうなると簡単に縁を切る事だって難しい
大人になってくると
世界観みたいなものが合う人近い人と
自然と仲良くなってみたり
可能性の幅が広がるから
色んな人を受け入れる器みたいなものが大きくなるけど
子供には子供の世界観、悩みなどがあってだな…
と、まあ
自分にも若い頃があったなあなんて振り返ってみたりして
あの時の小さいきっかけひとつで
どうにでも未来が分岐する繊細さを考えると
今回ボードを取ってくれたのが
子持ちのお父さんで正解だったのか
はたまた僕が取ってあげたらまた違う未来があったのか
なんか深そうなことを考えたけど
…
そんなことを考えてる自分は
すごく暇人なんだなと痛感
ともかくくだらないイジメは絶対だめだし
ひとりとりのこされた少年が味わった感覚は
倍となって背高少年に降り掛かればいいな
って思った
因果応報頼みます
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