バレルエイジドビール

多くの酒飲みはビールというものが黄金色であり発泡が強く苦い飲み物だというイメージがあると思う。

もちろん世界中どの国に行ってもそのイメージ通りのピルスナースタイルビールがシェアの大半を占めているのは事実。

しかしビールには様々なスタイルが存在するので誰もがもつイメージは早急に取り払うべきだ。

その中でも近年アメリカを中心に急増しているのがバレルエイジドビール。

バレル、すなわち樽。ここで言う樽というのはケグなどの金属やプラスチックのものではなく本物の木樽のこと。

ビールそのものをオーク樽に投入して二次発酵させ、樽がもつスモーキーなテイストをビールにつけてしまうというもの。

使用する樽も様々で、ワインやウイスキーを製造した樽をそのまま流用することが多い。

使用する樽によりビールにその樽が持つキャラクターがつき、その可能性を広げてくれる。

小規模醸造所ではもはや定番になりつつあるバレルエイジドビールの中でよくあるスタイルがバレルエイジドインペリアルスタウトである。

インペリアルスタウトとはスタウトよりも濃厚でアルコール度数がありまったりとしたビールのこと。

ロースト感がつよく、チョコレートやコーヒーを思わせる味わい…というのがよくある表現方法だが、これをウイスキー樽で寝かせると、ウイスキーが持つ独特の甘くスモーキーなテイストがそのまま移り、ビールというよりはブランデーを飲んでいるような感覚にさえ陥ることがある。

しかしビールはビールなので是非知っておきたい製法のひとつだ。

その味に魅了されたファンも多く、製品の品質が落ちにくいことや長期保存可能のヴィンテージ品としての価値も高い。

当然ながらよくあるライトなビールにくらべて製造コストが高く大量生産もしにくいことから、ブルワリーは発表時にイベントを開催し大々的に売り出すことも多い。

通常製品の数倍の値段がつくものの即完売である。

今現在、日本でバレルエイジドビールを飲もうとしても都内でない限り入手困難。

是非日本のブルワリーにチャレンジしてもらいたいビールである。

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