ビアトレードとボトルシェア

こんにちは。beergeek.jpです。

今回は実にGEEKらしい記事を書いてみたいと思いますが、例によりアメリカンビールに限った記事を書いているのでご理解を!

皆さんは普段どのようなビールを購入していますか?

コンビニで大手ビール?少しこだわってクラフトビール?

現在インポーターさんやブリュワーさんの力によって日本でも数多くの種類のビールが手に入るようになりました。

美味しいものが正義、美味しければ大手もクラフトも垣根はないのですが…

世の中には入手困難ビールというものも存在します。

多くの人は見た事も聞いた事もない銘柄がギークの間では幻のビールとして語られているわけです。

入手が困難な理由はいくつかあります。

・単純に日本国内で買えない場合。

・醸造上の問題で多くの量が造れない限定品である場合。

・一般的にリリースせず限られた条件の購入者にのみ販売している場合。

などでしょうか。

ビールはCDやレコードのように一般的には長期保存ができない生モノなので数年経った後に中古屋でひょっこり掘り出されるようなことはあまりありません。

しかもここでいう入手困難ビールというのはどのビールも確実においしく絶対に手に入れるべき商品であって、誰もがほしがる要素をもっています。

そんなビールが販売されると聞いたらところかまわず並んででもゲットしたくなってしまうのが真のビアギーク!なのですが…

現実はそういうわけにもいきません。飲みたいビールも飲めずに指をくわえるしかないのでしょうか…。

いえいえお金とやる気さえあれば手に入らないビールなんてありません。それが現代のネット社会です。

もちろん相応の知識とコネが必要ですが不可能ではありません。夢があるでしょう?

しかしながらアメリカ国内においても入手困難ビールが手に入らなくて悲しい思いをしているビアギークがたくさんいます。

地元販売のみの入手困難ビールなどは地元以外に住む人間には高嶺の花。

購入者を抽選で決めたりする方式もあるので落選したらそれまで…。

本気で欲しいと思ったら日本で入手困難品を探すのと同様にアメリカ国内でもそれなりの努力をしてそのビールを探さないといけません。

オークションで偽物まで出回るような代物だってあるくらいなんです。

そこで手持ちビールを交換しないか?というビアトレードという文化が一部の人間の間で行われています。

さんざん幻だの入手困難だの書きましたが、入手困難品が出る理由の多くは住んでいる場所によるものだったりします。

カリフォルニアに住んでいれば普通に買える銘柄でもニューヨークに住んでいる人には絶対に入手できないものであったりと。

流行っているとはいえクラフトビールという小さなシーンのさらに小さな限定品のことですから自社以外での配給が難しい場合が多いのです。

しかーし!アメリカがなぜ面白いかというと、どの地域に住んでいてもその地域の神がかったブリュワリーのスペシャリティビールを買うチャンスがあります。

カリフォルニアに住んでいる人だけが入手困難ビールに出会うことができるというわけではありません。

西の人間は東のビールがほしくて、東の人間は西のビールがほしい。どの地域に住む人間でもちゃんとトレードが成り立つ状態なのです。

売買は暗黙で禁止されているようなので、もし欲しいビールがあればそれに相当したビールを提示しなければ交渉は成立しません。

日本でなんとなくビールを飲んでいる人には考えられない文化でしょう?

こうしてビアギークはあらゆる手段を使って手持ちビールのストックを増やしてニタニタしているのです。

 

 

そうして入手したスペシャリティビールは本当に貴重なものなので飲みたいと思う人間が非常に多くいます。

自分が手に入れたのだからどうやって飲もうかは関係ないのですが、良心的なビアギークは知人のビアギークを誘いお互いの経験のために手持ちビールをもちよりビール会をひらいたりします。

つまりそれがボトルシェア。

日本でも約数名?数十名?こういったボトルシェアを開催している人間がいます。beergeek.jpもそのひとりですが。

主催者の名前をとって○○会と称したり、主催者の住んでいる地名をとって△△会と称するのが日本のスタンダードなようです。

しかしこの文化はアンダーグラウンド中のアンダーグラウンド。

貴重なビールを入手できたとしても1銘柄につき多くても二本…。通常は一本で行われるので、いくら多くの銘柄を集められたとしてもひとりが飲める1銘柄の量は小さいコップにちょっとだけだったりします。

それでも嬉しいからボトルシェアに参加するのですけどね。何事も経験。

ここまでアクティブなビアギークというのは「ビールが好きな人」の中の「クラフトビールが好きな人」…の中の「アメリカのクラフトビールが好きな人」…の中の「スペシャリティビアの存在を知っている人」…の中の「そういうビールに貪欲な興味を示す人」なので極端に人数が少ないのが現状ですが、アクティブな人はとことんアクティブなので、個人でアメリカにアポイントをとりビールを輸入してしまう人もいます。

一般的には頭のおかしい人なのですが、彼らのように経験を積んだ人間の舌を侮ってはいけません。

より多くのビールを飲んでいる人は比較的にでも美味しいビールの味を理解している場合が多いです。

彼らの声がなんらかの形でビールシーンに届けば、日本のクラフトビールの味の向上にも少なからず影響がでるかな…でたらいいなというのはささやかな願いですが。

それにしてもただこうやって現実的に叶いそうにない事ばかり言うのもどうかと思うので少しハードルをさげたボトルシェアを企画するのも良いですね。

今の日本ではたくさんのビールを飲もうとするとビール屋へ行ったりビアフェスに行ったりしますが、ボトルビールの良さというのもあるので気軽にたくさんのボトルビールを飲む会というのはやってみても良いかもしれません。

バーで偶然あった仲間と語り合う事も素敵なことですが、ボトルビールを飲み合ってそれについてディスカッションするというビールの経験を積めるような集まり、みなさんもやってみてはいかがですか?

意外とハイアルコールなのに大ボトルでしか売ってないビールなんかを飲んでみたくてもひとりで飲むにはちょっと…と買い渋っているひといませんか?

いつでも協力いたしますよ!

それでは。

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